2018年07月20日

高校生ニッポン文化大使

あまりにも暑いので、「心頭滅却すれば火もまた涼し」、

と心がけて滅却してみたら、

全く仕事ができないことに気がついた学芸員Aですみなさんこんにちは。

とは言いながら、野外でそれなりに仕事をして博物館にもどってみると、

部長から職員を鼓舞しようという意図の変なメールが来ていました。

「積極的に攻めるんだ!」と書いてありました。

「何の話?」と思ったら、これのようです。



スクリーンショット 2018-07-20 18.56.46.png

文化庁さんと朝日新聞社さんが主催して、

ハイスクール・スチューデントの文化大使を募集しちゃうぞ、という企画のようです。

今年のテーマはなんと!

縄文。

きましたね。上の画像を見ればわかりますけど、一応驚いてみました。

でもですよ、これをみたら誰だってきっと「おお!!」と思うのではないでしょうか。


無料フランス旅行付き!




おおー!!

きましたね。


早速皆さんに周知しなきゃ!

で、たくさんの応募があることを願いつつ、

なにより十日町市の高校生の応募が多いといいなと思ったそのとき、

部長のさっきのメールを思い出しました。こうありました。


「積極的に攻めるんだ!」


これはいったいどういう風に理解すればいいのか、しばし考えました。

でも、すぐわかりました。

簡単です、答えはこれです。




締め切りまでに

入学できる高校を探すんだ!




攻めてる学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 19:02| Comment(0) | 日記

2018年07月13日

職場体験1回目

みなさんこんにちは、喉の渇きを癒すには

やっぱり水が一番だと思う学芸員Aです。

先日、職場体験実習で、十日町中学校と津南中等教育学校の生徒さん6名が博物館にいらっしゃいました。2日間です。

1日目は、博物館を案内したり、点検業務をしてもらったりしてから、分じろうのHAKKAKEの展示計画書を作成するという課題をこなしてもらいました。展示品は収蔵庫から自分で探し、説明文を調べて作る、という難題です。

この課題は、事前に頂いた履歴書に「学芸員が何をしているか勉強したい」旨が書かれていたので、お応えしたものです。どうなるかなーと若干不安でしたが、うまくまとめてくれました。いまの中学生はネットで調べるのが上手ですし、上手い具合に収蔵庫にいた職員にあれこれインタヴューできたようでした。

二日目は、笹山遺跡で発掘調査に行ってもらいました。縄文土器を見つけて喜んでいましたが、「中世の層なんだけどね」というと怪訝そうな顔をしていました。最後に日報を書いてもらって、終了。土器のデッサンはなかなかのものでした。

2018-07-13_syokubataiken1.jpg

この日は幸い、曇り空で少し涼しい気候でしたので作業も楽に行えました。雨も降らなくてよかったです。それに、いろいろ面倒を見てくれた作業員さんに感謝。

博物館での修了式。副館長から一枚一枚読み上げてもらって証書授与。お疲れさまでした。

なにより事故なく無事に終わってよかったです。

2018-07-13_syokubataiken2.jpg


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 18:15| Comment(0) | 日記

2018年07月04日

博学連携プロジェクト2018 交流学習会

みなさんこんにちは学芸員Aです。

博物館は、今年も博学連携プロジェクト交流学習会の会場のひとつとしてご利用いただきました。

長岡市の関原小学校さん、小千谷市の吉谷小学校さん、南魚沼市の五日町小学校さん、十日町市の下条小学校、中条小学校、鐙島小学校さん、の6年生が参加しました。180人くらいが一気に入館するので、集合するホールもいっぱいです。

2018-07-04_hakugakurenkei2018kouryugakusyu.jpg

金子代表のいつもながら軽妙なトークのあと、それぞれに班に分かれて学習してもらいました。学芸員Aは、展示室で国宝と縄文時代についての解説を担当。国宝はさておいても、土器については、使い方と文様がつけられた理由などを説明します。ウメガメ(埋甕)の話を挟むと、誰でも目の色が変わりますね。

6年生にもなると、一つ一つの事実もさることながら、事実に至るメカニズムや理由に興味を示す子が増えますね。質問の形でいうなら「なぜ〜なの?」的な。これらは展示を見ているだけでは普通はなかなかわからない(たぶん)。展示を見ながら話を聞いて頭の中で論理的に、あるいは抽象的に考えることが必要です。土器をはじめ、単なる物理的な機能論で説明できる部分は見ればわかるようになっていますが、それは半分。あと半分は話のなかに折り込みます。今年の児童は想像しながらよく聞くことに長けているのか、やりやすかった気がします。それに、そこまでモチベーションを維持したり促進したりするのも大変だろうと先生たちのご尽力を想ったりしました。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 12:53| Comment(0) | 日記