みんさんこんにちは学芸員Aです。
市立芸大の重松先生から個展の案内状をいただきました。
重松あゆみ展「Jomonの面影」
9月15日〜26日まで神戸市中央区のギャラリー島田にて↓
画像を見ると、塔ヶ崎類型というか、いまは栃倉式のグループに入っている土器の突起や文様の影響がありありとしていて面白いです。お貸しした土器がそれだったからといえばそうかもしれませんが、「縄文土器」に影響された芸術家は数あれど、いまだかつて「栃倉式」に影響された芸術家がいたでしょうか。
考えてみれば「縄文土器」をひとつの様式のようにみることは妥当なのかどうか。なにか一緒でないものを遠くから眺めて感じるだけの漠然としたイメージのようなものしか生み出さないような、そんな気がするかもしれないかもしれない。
もしお貸しした土器がアレでなかったら、もし笹山の再発掘調査で出土した土器が別のものだったら・・・あのとき突然ドヤドヤと笹山縄文館にいらっしゃった先生方と楽しくお話しする気がなかったら・・・・いろいろ想像してなにか運命のようなものまで感じてしまいます。
神戸はちょっと遠いですが、お近くの方は、ぜひ。
学芸員A